ブラックブック

2006年制作の映画。ポール・ヴァーホーヴェン監督が母国オランダに戻って製作した、第二次世界大戦時、ナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンス。

1944年、ナチス占領下のオランダ。美しいユダヤ人歌手のラヘルは、南部へ逃亡する途中、ドイツ軍により家族を殺されてしまう。レジスタンスに救われたラヘルは、エリスと名を変え、髪をブロンドに染めレジスタンス運動に参加する。彼女はその美貌を武器にスパイとしてドイツ人将校ムンツェに近づいていくが、その優しさに触れ、次第にムンツェを愛するようになってしまう。一方、レジスタンス内では裏切り者の存在が浮かび上がる。

第二次世界大戦のレジスタンス運動を背景に、運命に翻弄されながらもたくましく生きるユダヤ人女性の、波乱の半生をドラマティックに描く。ハリウッドで成功を収めているポール・バーホーベンが、23年ぶりに母国オランダで制作し、本国では7週連続興行収入第1位というメガヒットを記録した。美しいだけでなく、強く毅然としたヒロインを演じたカリス・ファン・ハウテンが魅力的。ドイツ将校でありながら良心を持つムンツェを、『善き人のためのソナタ』のセバスチャン・コッホが演じる。“ブラックブック”に記された真実は? そして本当の裏切り者は誰なのか? というサスペンスも盛り込み、エンターテインメントとしても楽しめる大作だ。

監督 ポール・バーホーベン
出演
カリス・ファン・ハウテン/トム・ホフマン
セバスチャン・コッホ デレク・デ・リント
ハリナ・ライン ミヒル・ハウスマン